2015年7月25日土曜日

幸福の使者、再び。

7月24日、暑い夏の盛り、朝のあわただしい時間。
お弁当を作ろうと、昨日届いた、奈良県産の小松菜を、冷蔵庫から取り出すと・・・

葉っぱに、なにやら、黒いものが・・・

最初はタニシかと思いました(ありえないが)。

小さな小さなカタツムリちゃんが、じぃっと、葉っぱに、くっついているではないですか!



体長は7ミリくらいでしょうか。
まだまだ、そうとうのおちびちゃんです。

そして、先輩カタツムリのでんこより、やや、というか、かなり黒っぽい。


小松菜には、この子がかじった小さな穴と、わっか状のフンが少しついていました。
他のカタツムリは黙視できず・・・いないようでほっとしました。



さて、この子は奈良からはるばるやってきました。
でんこは、たしか、長崎でした。

この黒っぽいボディは、小松菜の鉄分のせいなのでしょうか?
一方で、レタス畑でうまれた(であろう)でんこは、あわいベージュ色です。

くろちゃん(仮名)のケースに早速、レタスと人参を入れてあげましたが、
小さな小松菜の後ろに隠れて、まだまだ警戒中です。
今日は、ほんの少しだけ、レタスを食べてみたようでした。

ケースは場所がないので、二個上下に重ねている様態ですが、
くろちゃんの上で、でんこが逆さになりながらも、ナスをむさぼり食べております。

くろちゃん、人参はまだ早かったかね・・・
ナスは、もうちょっとしたらだな。


そういえば、うちの猫二匹は、サビ猫とよばれる毛模様の猫ですが、
最初に来たわさびは、サビには珍しい穏やかな茶色です。うちでは「ソフトサビ」と呼んでいます。



後から来た、くるみは、黒のスパイスが効いているサビです。
うちでは「ハードサビ」と呼んでいます。




2匹の猫と、二匹のかたつむり。

暑くてたまらない夏ですが、さらに、お世話に、忙しくなってまいりました・・・。

2015年7月23日木曜日

過保護と言われても・・・

今年も例年のように猛暑の予感です。

でんこにとって、2回目の夏です。
ニンゲンにとっても大変な夏ですが、
カタツムリにとってはどうなのでしょうか??

ネット情報によれば、カタツムリは夏眠をするとか。

確かに昨年のでんこは、
夏真っ盛りの時は殻に閉じこもっているときが多い気がしました。
夜の涼しい時間になるとむっくり起きだしてきて、
それでも、食は春よりも少なかったです。


わが家に来て、1年と半年・・・
また、暑い夏を、ケースの中で過ごします。

工夫としては、昼間は、ケースの上に冷やしっこの様な保冷剤を置いてます。
以前の検証だと、室温25度くらいのときに、ケースの上にやや大きめのひやしっこを置くと、
その後ケースの中は、17度まで下がりました。
カタツムリにとっては、まあまあ快適な温度が保てるのではないかと思います。

霧吹きも欠かしません。
自分が家にいる時は、気づけば霧吹きし、冷やしっこを取り換えるということをします。
室温が30度を超える猛暑時は、エアコンをかけた部屋の隅にデンコのケースを置き、
猫ともども、熱中症を防ぎます。

レタスが一番好きなようですが、
この時期はすぐにいたむので、いつも以上にこまめに葉を取り換えます。
その際、冷蔵庫でちょっと冷やしたレタスを更に水に浸し、
シャキッとさせてから与えます。


ここまでくると、過保護でしょうか・・・


面倒をかけるほどに、愛情も深くなるので、
時々、いずれはやってくる、星になった後のことをふと考えては、目頭が熱くなります・・・



夏の野菜では、ナスはやっぱり大好物なようで、
輪切りのものをあげると、穴を掘るようにしてむにゃむにゃ食べています。

小松菜も速効、食しています。

しかし、カタツムリの食事している様子は、なぜあんなに、かわいく、
癒される姿のでしょうか。


カタツムリの遠い遠いご先祖様は、海にすんでいたとも聞きます。


ケースをゆっくり移動するその姿が、
時々、だんだんと水中を漂っているような姿に見えてきて、
その背景に、さらに大きな海が見えてきます。


不思議でかわいい、大切な命です。